和歌山経済新聞3周年を迎えて〜スカイツリーより餅まきを。
……おや?ワカケイのようすが……!
和歌山県初のコワーキングスペース・コンセントからお届けする情報発信プロジェクト「和歌山経済新聞」(通称 和歌経)のサイトの変化にお気づきでしょうか。
え?まだ気付いてない?
まず深呼吸をしましょう。もう一度よく見てください。
そう上の方ですよ。
おめでとう!ワカケイは3rd Anniversaryにしんかした!
2013年10月にスタートしたみんなの経済新聞ネットワーク「和歌山経済新聞」(和歌経)は3周年を迎えました。
和歌経はコンセントオープン後、すぐに立ち上がったプロジェクト。
オープン間もないコンセントに品川経済新聞編集長の宮脇淳さんがやってきたのがずいぶん昔のことのようです。
あれから3年が経ちました。和歌経は今日もニュースを配信しております。
今日はその裏側で起きていることを少しご紹介します。
街の情報をYahoo!ニュースで全国へ届けよう
「自分たちの街のことをもっと知ってほしい」
情報発信プロジェクトを始めたきっかけはそんな思いでした。
イベントがあるたびにページを更新して拡散して、プレスリリースを出して……
それでも県外の人にはほとんど届かない。
それどころか近所の人にも気付いてもらえない。
そうFacebookでいいね!がついたって本当に一部の人にしか届いてない。
自分たちの街で面白いこと、楽しいことがあるのに……
「みんな、スカイツリーのことは知ってるのに地元のことは知らない」
メディアが取り上げるのは東京の情報ばかり。
東京の新しいお店、サービス、イベント情報。
そんなのばっかり見てたら「あぁ都会はいいなぁ」って……
みんなが見ているところに地元の情報を出そう。
そんなとき聞いた話が「みん経に入ればYahoo!ニュースに配信できる」でした。
Yahoo!ニュースは月間100億PV(2016年現在は150億PV)
最初は年間の聞き間違いかと思いましたけどねw
みん経すごいな。どうやったら入れるんだろうか。
そんな話をしてたらトントン拍子に話が進んで、その年の10月には和歌経がローンチされました。
平日一本のニュースを継続!
スタートするまでも覚えることが多くて大変でしたが、スタートしてからも苦労の連続でした。
取材経験がない、執筆経験がない、ネタがない、お金もない。
Yahoo!ニュースに載るんだから取材依頼の連絡がどんどんくるだろう。
そんな甘い考えをしてた当時の自分に説教したい。
とにかくネタ集めから苦戦の日々でした。
振り返ってみれば3年。書いた記事の総数は720本。
なんとか、今日までやってこられました。
地元メディアとしてはまだまだ新参者です。
しかし、ありがたいことに情報を寄せていただくことも増えてきました。
読者のために書く
スタート直後、何のために記事を書くのか、わかっていなかったように思います。
当たり前の話ですが、読者のために記事を書いています。
地域のためでも、お店のためでも、まして自分たちのためでもありません。
3年間書き続けてきて、記事を読んでくれる読者がいることに気付きました。
私たちは読者のために、取材して、記事を書いています。
街をもっと好きになる
もっと地元のことをみんなに知ってもらおう、と始めた活動ですが、
ネタ集めをして、取材をして、発信して、
私たちも知らないことがたくさんありました。
例えば、餅まき。
和歌山ではお祭りの締めくくりと言えば餅まき。
こんなにやっていたのか、と驚くほど餅まきは行われていました。
驚くほど歴史のある神社や祭り、何代も続く老舗から若い人が始めたお店まで。
自分たちの街にはまだまだ知らないワクワクが眠っていました。
気が付けば、記者自身が街を好きになっていて、
なんとかこの思いを読者の皆さんに伝えねば!と使命感に燃えていたりして。
自分たちが面白いと感じるものを全国へ
動物園サポーターを長年務める記者のベニーの記事はYahoo!トップページに。
Yahoo!ニュースのコメント欄には「無料の動物園があるなんてうらやましい」など、
さまざまな反響が寄せられました。
「和歌経を読んで、和歌山も面白いなって思いました」
県外からのお客さんが何気なく言ってくれた一言。
そんな風に思ってくれる人が一人でも増えてくれれば、
私たちがコツコツ書いている意味はあったんでしょうね。
5周年、7周年を見据えて
読者が「読んでよかった」「面白い」「誰かに教えたい」と思うニュースを届けたい。
メディアとして、記者として成長して信頼される存在を目指します。
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和歌経編集部では記者を募集しております。
和歌山経済新聞 副編集長 平野隆則(株式会社Loocal)
謝辞
和歌経運営に協力してくれる皆さん、いつもありがとうございます。
ご指導くださる宮脇編集長、みん経の皆さまに感謝申し上げます。
そして、ボランティアにも関わらず、毎週夜な夜な集まってくれる記者のみなさん。
もはや感謝の言葉が見当たりません。
3周年、720記事、一人では到底たどり着けないところに立つことができました。
ネタがなくて途方にくれた時も、
取材に失敗した時も、
私がインフルエンザでダウンした時も(笑)、
ベニーがYahoo!トップに輝いた時も、
苦しみも喜びも、みなさんとともに分かち合えたからやってこられました。
本当にありがとうございます。
和歌経はこれからも進化を続けて、5年、10年と続けていきたいと思います。
改めまして、よろしくお願いいたします。