朝のファシリテーション勉強会シーズン4-16 防災教育ゲーム「クロスロード」

朝のファシリテーション勉強会、毎月第4週は日本ファシリテーション協会関西支部定例会の振り返り。

今回は神大震災のときに現場で直面した事例をもとにつくられた、ゲーム形式による防災教育教材「クロスロード」をやってみました。

▼災害対応カードゲーム「クロスロード」
https://www.bousai.go.jp/kyoiku/keigen/torikumi/kth19005.html

20160723_クロスロード

英単語の「crossroad」には、進路を決すべき「岐路」「分かれ道」、といった意味のほか、(おそらく交差点という意味から転じて)人と人が出会う場所、活動場所があります。

今回みんなで体験した「クロスロード」は、その名の通り、答えのないピンチに「自分ならどうするか」を考えるゲームです。

クロスロードの説明を「KP(=紙芝居プレゼンテーション)法」で説明するぱるる

クロスロードの説明を「KP(=紙芝居プレゼンテーション)法」で説明するぱるる

ゲームのルールは簡単。
1. 問題(事例)を聞いて、YESかNOか決める
2. 決めた答えのカードを机の真ん中に出す
3. かけ声で一斉にカードをオープン
4. 多数派は座布団をゲット。一番多く座布団をもらった人が勝ち

20160723_クロスロード

今回は座布団の代わりにアメを使ってみました。ゲームが終わったときに持って帰れるからうれしい(笑)

ゲームとしては獲得した座布団の枚数を競うのですが、ファシリテーションの勉強会では、1問毎に全員に、「なぜその答えを出したのか」を聞いていきます。

クロスロード話し合い

クロスロードの問いかけは、あえて曖昧にかかれています。
だからこそ、それぞれが今ある情報の中で考え得る限りのことを考え選択します。
それをほかの人と共有することに、このゲームの本当のおもしろさや意味があると感じました。
もとは防災教育のゲームですが、医療現場などさまざまな場面で活用できそうなツールです。

クロスロードは、京都大学学生生協で販売されており通販で購入することもできます。
▼京都大学学生生協 クロスロード特設ページ
https://www.s-coop.net/rune/bousai/crossroad.html

家族や地域の方たち、学校などでもやってみるとよさそうです。

さて、次回はイレギュラーですが、フレームワーク朝稽古を行います!
▼詳しくはこちらからどうぞ!
朝のファシリテーション勉強会 〜4th season-17〜

 

この記事を書いた人
chiharu

chiharu

コンセント運営スタッフその3。元動物看護師。コンセントの雑務全般担当で毎日助手力を発揮中。