朝のファシリテーション勉強会 第5シーズンの21 防災教育ゲーム「クロスロード」

1923(大正12)年9月1日に発生した関東大震災にちなみ、毎年9月1日は防災の日です。
9月といえば、和歌山では2011年9月4日に台風12号による大水害が起こり、防災について意識する月だと思います。

今回は来週に迫った防災の日にちなみ、1995年1月17日に起こった「阪神淡路大震災」をきっかけに生まれた防災教育ゲーム「クロスロード」を行いました。

▼災害対応カードゲーム「クロスロード」
https://www.bousai.go.jp/kyoiku/keigen/torikumi/kth19005.html

「クロスロード=crossroad」には、進路を決すべき「岐路」「分かれ道」、といった意味のほか、(おそらく交差点という意味から転じて)人と人が出会う場所、活動場所があります。

今回みんなで体験した「クロスロード」は、人と人が出会う場所で、答えのないピンチに出合ったとき「自分ならどうするか」を考えるゲームです。

ゲームのルールは簡単。
1. 問題(事例)を聞いて、YESかNOか決める
2. 決めた答えのカードを机の真ん中に出す
3. かけ声で一斉にカードをオープン
4. 多数派は座布団をゲット。一番多く座布団をもらった人が勝ち

朝ファシでは恒例?座布団の代わりにアメをプレゼント。

ゲームとしては獲得した座布団の枚数を競うのですが、ファシリテーションの勉強会では、1問毎に全員に、「なぜその答えを出したのか」を聞いていきます。

クロスロードの問いかけは、あえて曖昧。それぞれが今ある情報の中で考え得る限りのことを考え選択します。
実際の現場でもきっとそうなのだと思います。
全ての情報がそろわない中、瞬時に判断しなければいけないことがたくさんあり、その中で自分はどう判断してそれを相手に伝えるのか。
とても難しいからこそ、こうやって普段から考える機会を持つのが大切なのかもしれません。
もとは防災教育のゲームですが、医療現場や学校現場などなどさまざまな場面で活用できそうなツールです。
今度は自分たちで問いを作ってやってみたいです。

クロスロードは、京都大学学生生協で販売されており通販で購入することもできます。
▼京都大学学生生協 クロスロード特設ページ
https://www.s-coop.net/rune/bousai/crossroad.html

次回は物事を決めるときの整理法を学びます。
なんと関西支部からゲストも!お楽しみに〜
▼朝のファシリテーション勉強会 〜5th season-22〜
https://www.facebook.com/events/1461790313928047/

 

この記事を書いた人
chiharu

chiharu

コンセント運営スタッフその3。元動物看護師。コンセントの雑務全般担当で毎日助手力を発揮中。